遺言書>>遺言・遺言書に関する法令

民法第九百三十九条(相続の放棄の効力)

 相続の放棄をした者は、その相続に関しては、初めから相続人とならなかったものとみなす。
 

条文解説

 相続開始後に相続放棄の手続きがとられるのですが、相続放棄をした人は、初めから相続人とならなかったものとみなされます。したがって、法定相続人が配偶者、長男、次男の場合で、次男が相続放棄をした場合は、次男は初めから相続人とならなかったものとみなされます。よって、相続人は配偶者と長男となり、それぞれの相続分は2分の1となります。
 なお、相続税の計算では、少額の財産にまで相続税をかけるのは酷だという考え方により、遺産が基礎控除額(5000万円+(1000万円×法定相続人の数))以下ならかかりません。この基礎控除額における「法定相続人の数」とは、相続放棄をした人がいても、その放棄がなかったものとした場合の相続人の数をいいます(相法15A)。