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民法第九百六十六条(被後見人の遺言の制限)

 被後見人が、後見の計算の終了前に、後見人又はその配偶者若しくは直系卑属の利益となるべき遺言をしたときは、その遺言は、無効とする。
2  前項の規定は、直系血族、配偶者又は兄弟姉妹が後見人である場合には、適用しない。
 

条文解説

 後見人には、未成年後見人(民法838一)と成年後見人(民法838二)がいます。未成年者や成年被後見人が遺言をする場合には、後見人(後見人の配偶者や子供)の利益となる遺言をすることができません。未成年者や成年被後見人は、後見人(未成年後見人、成年後見人)から影響を受けやすいため、このような条文が設けられています。ただし後見人が、未成年者や成年被後見人の直系血族、配偶者又は兄弟姉妹がである場合には、後見人の利益となる遺言をすることができます。